Holton製のSymphonyトランペット、Bachのストラッドのコピーという事でも有名なモデルです。演奏不可の新品と明記されたものを購入し、洗浄及び出来うる範囲での補修、調整を行いました。演奏は可能な状態になっています。当方、プロのリペアマンでは無いので、見た目にはこだわらず、本体にダメージを及ぼさない範囲での補修、調整を行っています。 　状態説明 　①各抜き差し管に固着はなく、3番管も演奏時に操作可能です。(写真4、5、6) 　②写真の通り至る所に凹みや錆があります。 　③ベルには修復痕が見られますが、凹みはある程度補修してあります。(写真8、9、10、11) 　④おそらく演奏不可の1番の原因だったと思われるバルブガイドです。本来は真鍮製ですが、購入時は1箇所(2番)だけヤマハの樹脂性のバルブガイドを加工したものが入っていました。ただ、上手くハマっておらず、最初に演奏した時は音程も上手く取れず厳しかったです。地元では純正の部品が見つからなかったので、プロリペアの方にお願いして、ニッカン？の樹脂製のバルブガイドを加工してもらい交換する事で改善しました。最初、真鍮のバックやヤマハのバルブガイドと交換を試みましたが、ガイドのとおる溝？の幅が細くて入りませんでした。根気があれば真鍮製のバックのガイドのくびれているところを削って調整すれば使用できるかもしれません。ただしホルトンのバルブガイドはバック等に比べて薄めで結構軽くできていると思いますので樹脂の方がバランスが良いかと思います。(写真12、13) 　⑤欠損していた3番管のネジは新品のBachの純正のものをつけてあります。(写真16) 　⑥3番管の先の部分が緩いです。かためのグリスでなんとかなるかもという感じですが、潔くプロのリペアマンに調整してもらった方が良いかもです。 吹奏感は私の所有しているBach180MLSPよりは軽めですが、あくまでも二本支柱、シンフォニックなので軽い音の楽器ではありません。ホルトンを試してみたい方、どうぞよろしくお願いします。 新品で上記情報も私の主観であるため見落としもあるかも知れません。ご理解の上、ノークレームノーリターンでご検討ください。