コレクション整理のため、極めて希少なランタンユニットを出品します。 本ランタンはJC.Giessing Nurunberg社または、Osnabruck Metalwork Company社にて製造され、ドイツによる1938年のポーランド侵攻の時点で既にドイツ国防軍に採用されているところまで遡ることができます。本固体は1955年のドイツ連邦軍発足以降に納入された装備となります。 ユニットの中身は以下アイテムで構成され、いかなる衝撃が加わっても壊れない様、考え抜かれた方法で整然かつきっちりと収納されています。 ①ランタン本体(集光リフレクター付き) ②交換用スライドガラス(赤、青、緑、橙色) ③スチール製シェード(対空灯火管制用及び警告／指示灯用) ④カーバイトランプ ⑤パラフィンランプ(スチールケース入り3個) ⑥パラフィンランプ用アダプター(灯油ランタンのタンク上部にネジ込んで使用) ⑦キャンドルランプ(スプリングによる自動押し出し式) ⑧灯油タンク(未使用) ⑨カーバイト缶(未使用) ⑩取扱い説明書(ドイツ語:下部容器にカーバイトを入れ、上部タンクに水を入れ、水が2秒間に一滴落ちるようノブを調整する旨が書かれています) ランタン本体は非常に精巧に作られており、用途、状況に合わせて4種類の光源(灯油、パラフィン、キャンドル、カーバイト)で使用出来る様になっています。 パラフィンランプは金属容器の中にパラフィンが詰め込まれており、紐芯または平芯がセット出来る様になっています。また炎の位置がランタンのリフレクターの前に来るよう付属のアタッチメントを灯油ランタンのタンク上部にねじ込める様になっています。外した灯油ランタンのリボンを収納するねじ込み式キャップも付属します。 キャンドルランプはスプリングでキャンドルの炎が常にリフレクターの前面に来るようスプリング式の自動押し上げ機構になっています。 灯油ランプは新品未使用の状態です。 スチールケースのサイズは、縦12.5cm、横35.5cm、高さ31.5cm、重量は5.8kg。 本体はドイツ国防色に塗装され、真鍮性のカーバイトランプにはクロームメッキが施され、その他のアイテムは錫メッキを施されたスチールで出来ています。 この状態の物に巡り合うチャンスは少ないと思います。是非この機会にご検討ください。