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現代を代表する建築家・レムコールハースとハーバード大学デザイン大学院の共同で制作された作品集『Elements of Architecture』。豊かで複雑な建築のコラージュの断片に焦点を当て、窓、ファサード、バルコニー、廊下、暖炉、階段、エスカレーター、エレベーターほか、建築のディティールを顕微鏡で覗くことで、いつでも、どこでも、どんな建築家でも使える本質的な技術を明らかにしています。
2014年ヴェネチア・アーキテクチャー・ビエンナーレでのコールハースの展覧会から派生し、更新・拡張された本書は、世界中の構造を構成する断片、部品、基礎を理解するための不可欠なツールキットとなっており、当時分冊でつくられた15冊の冊子を一冊にまとめて刊行されたもの。ヴォルフガング・ティルマンスが建築物の形式的・構造的解決策へと目を向けたビデオインスタレーションをまとめたフォトエッセイ『book for architects』、レム・コールハースやAMOの元プリンシパル・ジェフリー・イナバによるエッセイなども収録されています。ブックデザインはイルマ・ボームが手がけており、本書が主題とする巨大な範囲を視覚的・物理的に体現するようにデザインされ、紙と印刷によってコントロールされた裏抜けや、2500ページに及ぶボリューム、特注の背割り製本、本の真ん中に配置された索引など、その稀有なブックデザインも相まって唯一無二のコレクションとなっています。
Pages: 2528
Size: 200 x 255 mm
hardcover
Published by TASCHEN, 2018
